ガイシ株反発、自動車関連伸び4-12月期営業利益は2.1倍

ガイシ世界一の日本ガイシ株が一時、 前日比4.1%高の1441円と反発。セラミックス事業で自動車関連製品 の需要が伸びており、前日発表した2010年4-12月の連結営業利益 は前年同期比2.1倍に膨らんだ。通期計画に対する進ちょく率も高く、 足元の業績堅調を評価する買いが優勢となった。

ガイシが1月31日に発表した決算短信によると、10年4-12月 の連結営業利益は前年同期比2.1倍の282億円だった。為替の円高、 がいし分野で中国での需要減、電力分野でNAS(ナトリウム硫黄) 電池の出荷低調などがあったものの、セラミックス事業で自動車排ガ ス浄化用触媒担体やSiC製DPF(ディーゼル・パティキュレート・ フィルター)の需要が大きく増えた。11年3月通期計画(300億円) に対する9カ月累計進ちょく率は94%となっている。

同社広報室の秋元健氏によると、大幅な営業増益の最大の要因は 自動車用排ガス浄化湯尾触媒担体向けのセラミック製品の好調で、出 荷量が増え、工場操業度が上昇しているという。セラミックス事業の 9カ月累計売上高は、前年同期比28%増の897億円だった。

一方、低調だった電力関連事業では、がいしが中国市場で同社の 得意とする電圧の高いものの入札が遅れ、具体的な時期が見えていな いという。ただ、一時的なもので、具体的な時期が決まれば需要が見 込めるとした。今期の中国市場でのガイシ売上高は50億円を計画。

また、昨年10月に報じられたドバイのエネルギー会社ルベニウス がメキシコに低炭素資源エネルギーを貯蔵する施設を建設し、電力貯 蔵用NAS電池を導入すると報じられた件については、ルベニウスか ら「構想は聞いているが、具体化はしていない」と、秋元氏は説明し た。同社では、すべてのNAS電池を国内工場で製造しており、円高 の影響から輸出は採算が合わず、「海外でつくれるかどうか、検討を始 めた」と言う。

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