資生堂株1年超ぶり安値、野村証とゴールドマン目標値下げ

国内化粧品最大手の資生堂の株価が 1年超ぶりの安値に下落している。国内事業の不振で業績予想を下方修 正、野村証券とゴールドマン・サックスが目標株価を引き下げたことも 受けて売り注文が先行している。

資生堂株は一時前日比で47円(2.9%)安の1605円まで下落し た。2009年10月29日(1498円)以来1年3カ月ぶりの安値なる。午 前10時40分現在で36円(2.2%)安の1616円で取引が進んでいる。 日経平均の値下がり寄与度で5位にもなっている。

今期(2011年3月期)純利益について資生堂は1月31日、180億 円と従来予想を28%引き下げた。主力の中価格帯を中心に国内化粧品事 業が苦戦しており、前期比で利益はほぼ半減する。会見した原田康彦取 締役は中価格帯について「ドラッグストアをはじめとする小売業の流通 在庫圧縮が続いている」として、新規出荷の伸び悩みを示した。

資生堂についてゴールドマンの田中克典アナリストは、目標株価を 2300円から2100円に下方修正した。31日付のリポートで田中アナリス トは「売り上げ減や返品調整引当金での粗利益減を費用減少で相殺でき ない」と指摘した。投資評価は「買い」を継続している。野村証券の山 口慶子アナリストも1日付で、投資評価の「中立」を維持しながら目標 株価は1900円から1600円に下げている。

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