川崎重株2年半ぶり高値、中国向け精密機械好調で利益増額

川崎重工業株が一時、前日比5.1% 高307円と反発。2008年7月28日以来、約2年半ぶりの高値を付けた。 中国向けを中心に精密機械事業が好調なほか、収益性の改善も進み、今 期(2011年3月期)利益予想を増額修正した。足元の業績改善傾向を 評価する買いが優勢となっている。

同社は1月31日、今期の連結営業利益が従来予想の320億円から 25%上振れ、400億円になる見込みと発表した。前期実績は13億円の 赤字。新興国を中心に精密機械事業が好調なほか、全社的な固定費圧縮 や生産性向上など、収益改善努力の効果が出たとしている。

決算資料によると、精密機械事業の10年4-12月の営業利益は前 年同期の約21倍の146億円に急増した。中国など新興国向けの建設機 械用油圧機器が好調だった。また同社の広報担当は、車両、ガスタービ ン・機械、プラント・環境事業などでコスト改善や既受注案件が順調に 進み、収益性が改善したとしている。

同社では、1-3月(第4四半期)も精密機械事業は中国向けが引 き続き伸びると想定しており、通期の同事業の営業利益は11月に公表 した予想より30億円多い180億円を見込む。

みずほ証券の若栄正宣アナリストは、9カ月累計連結営業利益 (388億円)の通期予想に対する進ちょく率が97%と高いことが、株価 上昇の要因と分析、「修正後の(営業利益の)計画から上振れ余地があ る」と話していた。

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