シカゴ小麦:1月上昇率、93年以降最大-コメは値幅制限いっぱい上昇

シカゴ市場では小麦相場が上昇し、 1月としては過去18年で最大の上昇率を示した。コメ相場も値幅制 限いっぱいの上昇となった。食料価格の高騰により北アフリカで政情 不安が広がるなか、米国産穀物の需要が拡大するとの見方が強まった。

米ゴールドマン・サックス・グループはリポートで、チュニジア で大統領が退陣に追い込まれ、エジプトでは反政府抗議行動が拡大し ていることを受け、「農産物備蓄の動きが強まる」との見通しを示し た。ヨルダンは小麦と大麦20万トンを入札で買い付ける計画を発表。 19日以降、アルジェリアやイラク、レバノン、チュニジア、バング ラデシュ、モロッコ、カタールが小麦かコメの買い入れのため入札を 実施する方針を示している。

トップ・サード・アグ・マーケティング(シカゴ)のリスク管理 スペシャリスト、ジム・ヘミンガー氏は「これらの国々の政治指導者 たちは食料価格の上昇を抑制し国民の不満を和らげるため、特に小麦 の輸入を増やす可能性がある」と指摘した。

シカゴ商品取引所(CBOT)の小麦先物3月限は、前週末比 15セント(1.8%)高の1ブッシェル当たり8.4075ドル。月間の上 昇率は5.9%と、1月としては1993年以降で最大だった。

コメ先物3月限は値幅制限いっぱいの50セント上昇し100ポン ド当たり15.51ドルと、昨年11月9日以来の高値を付けた。月間ベ ースでは8.5%上げ、1月としては2003年以降で最大の上昇率を示 した。

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