北海ブレント原油:約2年ぶりに100ドル突破-原油市場「主役」に

世界の燃料需要の回復を測る上 で有用性を高めている北海ブレント原油の価格が、2008年以降で初め て1バレル当たり100ドルを突破した。ブレント原油は世界で供給さ れる原油の3分の2の価格指標として利用されている。

米国の原油在庫が積み上がっていることから、ニューヨークの原 油先物相場が軟化し、投資資金は欧州の指標原油へ向かっている。こ のため、北海ブレント原油と米国の指標となる原油先物との価格差は 27日、過去最大の1バレル当たり11ドル以上に拡大した。エジプト での反政府抗議運動が中東の主要産油国に波及するとの懸念が強まっ たことも相場上昇につながった。

VTBキャピタル(ロンドン)のアナリスト、アンドレイ・クリ ュチェンコフ氏は「ブレントは世界の需給を最も的確に反映している ため、今月はエネルギー市場の主役になっている」と指摘。「原油在 庫をめぐる市場心理は強気であり、寒冷な天候や北海地域の供給が逼 迫(ひっぱく)していることも市場心理にプラスに働いている」との 見方を示した。

ICEフューチャーズ・ヨーロッパ(ロンドン)のブレント原油 先物3月限は一時、前週末比1.59ドル(1.6%)高の1バレル当たり

101.01ドルと、08年9月26日以来の高値に達した。100ドル突破は 同年10月1日以来。1月には6.6%上げ、月間ベースで5月連続の 上昇となった。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物3月限終値は

2.85ドル(3.2%)高の同92.19ドル。

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