ブラジル株:続落、月間では昨年11月以来の大幅安-レアルは上昇

31日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が続落し、月間では昨年11月以来の大幅安となっ た。航空株が売られたほか、今後見込まれる新規株式公開(IPO) などによる株式売却でブラジル株への需要が抑えられるとの見方から 売りが優勢となった。

TAM航空はボベスパ指数構成銘柄のうち下落率トップ。チリの LAN航空による39億ドル(約3200億円)での同社買収が規制当 局の審査で遅れるとの懸念から売りが先行した。時価総額でブラジル 最大のカード決済処理会社シエロは過去最安値に下落。競争激化で利 益が圧迫されると懸念された。

アドインベスト・コンスルトリア(リオデジャネイロ)のパート ナー、ジュリオ・マルチンズ氏は「海外からの資金流入が弱く、一連 のIPOが予定されていることから、短期的に相場は厳しい局面が続 く」と指摘した。

ボベスパ指数は前週末比0.2%安の66574.88。この日の相場はほ ぼ終日もみ合いが続いた。同指数構成銘柄のうち値下がりは40銘柄、 値上がりは27銘柄。月間ベースでは1月の下げは3.9%となった。 政策当局によるインフレ抑制策が経済成長と与信の伸びを抑えるとの 懸念から売りが膨らんだ。BM&Fボベスパ小型株指数は同0.3%高 の1319.88。通貨レアルは1%高の1ドル=1.6670レアル。

サンパウロ証券取引所の責任者、エジミール・ピント氏は1月17 日のインタビューで、消費や石油・ガス、インフラ関連を中心にブラ ジル企業が今年、過去最高となる556億レアル(約2兆7400億円) 規模のIPOを実施する公算が大きいとの見通しを示した。

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