米国株:上昇、個人消費の拡大やエクソンモービル決算に反応

米株式相場は上昇。月間ベー スでS&P500種株価指数は前月に続き上昇した。午前に発表され たシカゴ地区の製造業景況指数が高い伸びを示したほか、個人消費 の拡大も材料となった。石油のエクソンモービルが発表した四半期 決算は利益が予想を上回った。

S&P500種のエネルギー株価指数は2.6%高。エクソンが 上げをけん引した。ロンドンの先物取引所ICEフューチャーズ・ヨ ーロッパの北海ブレント原油先物は2008年以来で初めて、1バレ ル=100ドルに達した。石炭生産のマッセイ・エナジーも高い。米 同業のアルファ・ナチュラル・リソーシズがマッセイを71億ドル で買収することで合意したのが材料視された。

半導体のインテルは前営業日比変わらず。同社は半導体の設計 ミスで同社の売上高と利益率が打撃を受けることを明らかにした。 インテルと競合するアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD) は上昇した。

S&P500種株価指数は前営業日比0.8%高の1286.12。 前週末は1.8%下落した。ダウ工業株30種平均は68.23ドル上昇 の11891.93ドル。

ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズのエリック・ティ ール最高投資責任者(CIO)は、「景気の勢いに地政学的リスク が対抗している格好だ」と述べ、「個人的な見解だが、景気が勝つ だろう。企業の決算発表では安定した改善がみられる。M&A(合 併・買収)活動も続いている。これは景気に対する信頼感の表れだ。 上昇局面が限界に達しているとは思わない。この先もじりじりと上 値を追い続けるだろう」と語った。

新興市場指数

MSCI新興市場指数は0.6%安。反政府運動が続くエジプト の10年債利回りは、26ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上げ、過去最高の7.23%をつけた。退陣を迫られているムバラク大 統領は新内閣を発足させた。米格付け会社ムーディーズ・インベスタ ーズ・サービスは、エジプトの国債格付けを引き下げた。

米商務省が発表した昨年12月の個人消費支出(PCE)は前 月比0.7%増加。前月は0.3%増。12月の個人所得は11月に続き、 前月比で0.4%増加した。食品と燃料を除くPCEコア価格指数は 前月比変わらず。

シカゴ購買部協会が発表した1月のシカゴ地区の製造業景況指 数(季節調整済み)は68.8と、前月の66.8から上昇した。ブル ームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査の予想中央値は

64.5への低下だった。同指数は50が製造業活動の拡大と縮小の境 目を示す。

S&P500種に採用されている企業の大半は、四半期決算で予 想を上回る利益を計上している。今月10日以降、187社が決算を 発表したが、予想を上回る利益だったのは139社だった。

エクソンモービル

エクソンは2.1%高。同社の10-12月(第4四半期)決算は、 4四半期連続での増益決算となった。エネルギー需要の急増で石 油・燃料価格が上昇したことが寄与した。

31日の発表資料によると、純利益は1株当たり1.85ドルと、 ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリストの予想平均を13% 上回った。

マッセイ・エナジーは9.8%上昇した。

インテルは前営業日と変わらず21.46ドル。一時は2%安ま で売り込まれた。インテルは、ミスの修正および影響を受けた製品 の交換に7億ドルのコストがかかると説明している。

同社発表によれば、1-3月(第1四半期)にこの設計ミスの 影響で失われる売上高は3億ドル、粗利益率は2ポイント押し下 げられる。AMDは4.5%急伸した。

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