NY原油(31日):2年ぶり高値、エジプト混乱でスエズ運河閉鎖を警戒

ニューヨーク原油先物相場は続 伸。約2年ぶりの高値をつけた。エジプト情勢の混乱が7日目を迎え、 供給が滞るのではないかとの懸念から買いが膨らんだ。北海ブレント は1バレル=100ドルを突破した。

エジプトの野党勢力はムバラク大統領の退陣を求め、より多くが デモに参加するよう国民に呼び掛けた。米エネルギー省によると、地 中海と紅海を結ぶエジプトのスエズ運河は石油輸送で世界の7大要衝 の1つ。

ショーク・グループ(ペンシルベニア州ビラノバ)のスティーブ ン・ショーク社長は、「エジプト情勢が市場を支配している」と指摘。 スエズ運河が閉鎖されれば、「日量300万―400万バレルを上回る 石油輸送が支障を来たす恐れがある」と述べ、ペルシャ湾から欧州や 米国に向かうタンカーにとっては航行距離6000マイル(約9700キ ロメートル)、日数にして2週間が余計にかかり、関係費用もかさむ と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物3月限は前日 比2.85ドル(3.19%)高の1バレル=92.19ドルと、終値として は2008年10月3日以来の高値となった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE