英国債:2年債が下落、英中銀ウィール氏が寄稿文で利上げを主張

英国債市場では2年債が下落。 イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のウィー ル委員が、インフレの高水準での定着を回避するため、利上げを実施 するべきだと指摘したことに反応した。

ウィール委員は31日、英紙ガーディアンに寄稿し、金利の「適 度な引き上げ」が強い説得力を持つ情勢になっているとの見解を示し た。外国為替市場では、英ポンドが主要16通貨中、15通貨に対し て上昇した。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・ スタメンコビッチ氏(エディンバラ在勤)は、「英中銀の政策当局者 の間で現行の低い金利水準はもはや適正ではないとの意見が増えてい ることに、市場は明らかに神経質になっている」と指摘。「インフレ は上昇し続けると予想されるため、英中銀側に信ぴょう性の問題はあ る。同中銀は今夏までに利上げを強いられるだろう」と述べた。

ロンドン時間午後3時47分現在、2年債利回りは前週末比3ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し1.29%。同年債 (表面利率4.5%、2013年3月償還)価格は0.07ポイント下げ て106.62。10年債利回りはほぼ変わらずの3.65%。

英中銀のキング総裁は先週、同国政府の歳出削減や経済成長の減 速が物価圧力の緩和につながるため、現在のインフレ加速は一時的な ものだとの見解を示していた。

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