55歳超えたら週3回ウォーキング、「脳の老化時計」2年巻き戻し-研究

週3回のウォーキングは高齢者 の記憶力を改善させ、ぼけ防止にも役立つ。米国での研究が示した。

米国科学アカデミー紀要で31日公表された論文によると、55歳 以上の成人を対象とした研究で、週3回、40分間ずつ歩く人は海馬が 2%拡大した。脳の中の記憶を司る海馬は、中高年になると縮小する 傾向がある。

65歳超の高齢人口が増える中で、知的能力の低下を防ぐ安価な治 療法が必要だと研究者らは指摘。海馬の縮小は「避けられない」もの ではなく、適度の運動で傾向を反転させることができると説明した。

イリノイ大学のベックマン・インスティチュートのディレクター、 アーサー・クレーマー氏は28日の電話インタビューで、「この改善は 脳の健康という時計の針を2年間戻すことだと言える」とした上で、 「生活習慣をちょっと変えるだけで、これほど劇的な効果があるとい うのは驚くべきことだ。運動選手にならなくてもこの効果は手に入る」 と話した。

研究者らは55-80歳の健康だが定期的に運動をしていなかった 成人120人を、週3日ウォーキングするグループとストレッチと引き 締め運動をするグループに分けた。ストレッチのグループでは海馬は

1.4%縮小したという。

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