グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場の 動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落、指標のハンセン指数はほぼ1カ月ぶりの安 値引けとなった。大統領退陣を求めるデモが6日目に入ったエジプト の政情悪化に対する懸念が強まったことが響いた。

エジプトを含む国・地域のコンテナ基地を運営する中遠太平洋(コ スコ・パシフィック、1199 HK)は1.6%安。2010年の利益減少が嫌気 された中国2位の携帯電話サービス会社、チャイナ・ユニコム(中国 聯通、762 HK)は0.9%安。

時価総額で香港2位の不動産開発会社、チョンコン・ホールディ ングス(長江実業集団、1 HK)は2.8%安。センタライン・プロパテ ィー・エージェンシーが発表した週末の香港の集合住宅販売件数の減 少が手掛かり。英銀HSBCホールディングス(5 HK)も安い。

一方、石油・ガス生産で中国最大手のペトロチャイナ(中国石油、 857 HK)は上昇。

海通国際資産管理のポートフォリオマネジャー、クリス・レオン 氏(香港在勤)は「エジプトが短期的な売りの口実に使われている」 と指摘。「株式市場は抗議デモが中東全域に広がる可能性を懸念してい るが、個人的にはそうなると思わない」と語った。

ハンセン指数は前週末比169.68ポイント(0.7%)安の23447.34 と、終値ベースで今月3日以来の安値。これにより月初来の上昇率は

1.8%に縮小した。ハンセン中国企業株(H株)指数はほぼ変わらずの

12560.66。

【中国株式市況】

中国株式相場は4営業日連続で上昇し、約2週間ぶりの高値とな った。インフレ懸念やエジプトの政情不安を受けて資源株が高い。政 府の投資拡大見通しを支えに水利関連株も大幅に値を上げた。

銅生産会社の江西銅業(600362 CH)が1.6%上昇。2010年の利益 が倍増したもようだと発表したのを受けた。水利関連事業を手掛ける 安微水利開発(600502 CH)は値幅制限いっぱいとなる10%高と過去 最高値に上昇。国務院(内閣に相当)は水保全関連投資を拡大する目 標を明らかにした。中国最大の石油・ガス生産会社、ペトロチャイナ (中国石油、601857 CH)も高い。

一方、中国の2大不動産開発会社、万科企業(000002 CH)と保利 房地産集団(600048 CH)は下落。上海市は不動産税の適用対象を既存 の住宅所有者に広げる可能性があると伝えた国営の中国中央テレビ (CCTV)の報道が嫌気された。

上海証券のストラテジスト、ツ・ジュン氏は「不動産株が売られ る中、水利関連などの銘柄が買い機会を提供するかもしれない」と指 摘。「エジプトなどの国の問題が、新興株市場に限定的影響を与える可 能性はあるが、中国の投資家にとって主な懸念材料ではない。中国株 は例年、春節(旧正月)前に上昇する」との見方を示した。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動す る上海総合指数は前週末比37.94ポイント(1.4%)高の2790.69で取 引を終了。今月の騰落率はマイナス0.6%と、3カ月連続の下落とな った。上海、深セン両証取のA株に連動するCSI300指数は前週末 比1.3%高の3076.51。中国市場は春節の連休で2月2日から8日まで 休場となる。

【インド株式市況】

インド株式相場は4営業日連続で下落。指標のセンセックス30 種株価指数は、1月の月間下落率が2008年以降で最大となった。原材 料価格の上昇に伴う企業利益の悪化が懸念された。

世界最大の歯磨きチューブメーカーのインド部門、コルゲート・ パルモリブ(インド)が安い。コスト高による減益が嫌気された。ダ ム建設会社、ジャイプラカシュ・アソシエイツはセンセックス30種採 用銘柄で最大の下げとなり、09年4月以来の安値に落ち込んだ。

ムンバイ証券取引所のセンセックス30種は前週末比68.21ポイン ト(0.4%)安の18327.76と、昨年9月以来の安値。1月の下落率は 11%で、08年10月(24%)以来の大幅安だった。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比21.00ポイント(0.4%)安の4753.90。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比38.14ポイント(1.8%)安の2069.73。

【台湾株式市況】

台湾株式市場は休場。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前週末比49.97ポイント(1.6%)安の3179.72。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前週末比1.95ポイン ト(0.1%)安の1519.94。

【タイ株式市況】

SET指数は前週末比17.73ポイント(1.8%)安の964.10。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前週末比78.44ポイント(2.6%)安の

3409.17。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前週末比88.87ポイント(2.2%)安の

3881.47。

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