ユーロ圏:1月のインフレ率、2.4%に上昇-予想以上

ユーロ圏では1月のインフレが市 場予想以上に加速し、欧州中央銀行(ECB)の上限を2カ月連続で 上回った。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が31日発表した1月 のユーロ圏消費者物価指数(速報値)は前年同月比2.4%上昇。昨年 12月の2.2%上昇からインフレが加速し、2008年10月以来の高水準 を記録した。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト37人を対象に まとめた調査の中央値では1月は2.3%上昇と見込まれていた。

過去半年で24%の原油価格上昇が、製品価格値上げの圧力を高め た。ECBは2月3日に政策委員会を開く。ECBのトリシェ総裁は ユーロ圏のインフレ率が年内に再び緩和するとの予想を示している。

IHSグローバル・インサイトの欧州担当チーフエコノミスト、 ハワード・アーチャー氏(ロンドン在勤)は、インフレは「短期的に 一段と上昇する公算が大きい」ものの、「大半の国の能力過剰と生産ギ ャップや、比較的高い失業率、賃金の伸びが緩やかにとどまる見込み から、基調的なインフレ圧力は引き続き抑制されるだろう」と述べた。

統計発表後にユーロはドルに対して上げ幅を広げ、一時1ユーロ =1.3662ドルを付けた。

変動の大きいエネルギー価格などを除いたコアインフレ率を含む 1月の指数詳細は来月公表される。昨年12月のコアインフレ率は前月 から横ばいの1.1%だった。

エストニアが今月からユーロを導入し、ユーロ圏は計17カ国とな った。

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