エルピーダ:台湾・力晶にDRAM全量生産委託で基本合意(Update1

DRAM専業メーカー3位のエルピ ーダメモリは31日、台湾の同業最大手である力晶(パワーチップ)が エルピーダ製品の生産受託に特化することで基本合意したと発表した。 力晶は自社ブランドでのDRAM生産・販売から撤退する。

今回の合意により、エルピーダは新たな設備投資を行わずにパソコ ン(PC)用DRAMの生産能力を拡大することが可能になる。力晶は ファウンドリー(受託生産)事業を強化。両社で連携を深めることで最 大手のサムスン電子などを追撃する。

エルピーダの坂本幸雄社長は同日、ブルームバーグ・ニュースとの インタビューで、力晶は早ければ4月にも全生産をエルピーダ向けに振 り向ける見通しだ、と述べた。

パワーチップに対するエルピーダの生産委託量は現在の月4万枚 (300ミリのシリコンウエハーベース)から8万枚に倍増する見込み。 エルピーダとの合弁で、力晶にも製品を納入している瑞晶電子(レック スチップ)のDRAM製品についても、すべてをエルピーダに提供し、 エルピーダブランドとして販売する。

エルピーダは今後、力晶の最先端工場取得も選択肢の1つとして交 渉を継続する。価格競争が厳しいPC用DRAMは、提携する台湾企業 への生産シフトを強化。エルピーダは11年度中にも広島工場(広島県 東広島市)をスマートフォン(多機能携帯端末)やタブレットPC向け の高機能DRAM工場に転換する計画で、生産を国内外で棲み分け、効 率を高める。

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