東京エレク:10-12月純損益187億円の黒字-今期据え置き

半導体製造装置メーカー国内最大手 の東京エレクトロンは31日、10-12月(第3四半期)の純損益が187 億円の黒字に転換したと発表した。前年同期は5800万円の赤字。世界的 な半導体の需要回復で、半導体や液晶パネルの製造装置事業の好調が寄 与した。今期(2011年3月期)の業績予想は据え置いた。

売上高は前年同期比40%増の1597億円、営業利益は同4.7倍の258 億円だった。薄型テレビやAV(音響・映像)機器、多機能型携帯機器 の販売が世界的に伸びており、同社の顧客である半導体メーカーや液晶 パネルメーカーが半導体やパネルの生産を増やしたことで、主力の製造 装置事業の収益が伸びた。

収益の先行指標である半導体・液晶製造装置合計の受注高は、1438 億円と前年同期より30%増えた。会見した原田芳輝執行役員は第4四 半期(11年1-3月)の見通しについて「半導体製造装置が10-12月 期と横ばいの約1300億円、液晶製造装置などが200億-250億円を想定 している」との見方を示した。

今期予想の純損益は前期の90億円の赤字から660億円の黒字に転換 する。売上高は前期比61%増の6750億円、営業損益は前期の21億円の 赤字から920億円の黒字転換を見込む。配当は1株当たり年102円。

通期の予想について、原田氏は「スマートフォンの急激な市場成長 で、フラッシュメモリーや中小型液晶パネルの堅調な増産投資などが続 いており、通期の業績は計画値を上回るよう努力している」と述べ、上 方修正の可能性もありうると示唆した。半導体メーカーで世界首位の米 インテルや2位の韓国サムスン電子、3位の東芝などが増産を継続して いることが背景にある。

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