米ヘッジファンド:銅買い越し、5カ月で最大の減少-中国の動き懸念

ヘッジファンドの銅相場上昇を見 込む買い越しが過去5カ月で最大の減少となった。世界最大の輸入国で ある中国が追加的な景気抑制策を打ち出すとの見方が広がったことが要 因。

米商品先物取引委員会(CFTC)が先週発表したデータによる と、ヘッジファンドなどの銅の先物とオプションの買い越しは25日終 了週に22%減の2万8159枚と、昨年8月下旬以降で最大の減少率を 示した。

中国政府が20日発表した同国の10-12月(第4四半期)の経済 成長率は9.8%と、7-9月(第3四半期)の9.6%から加速した。成 長率上昇により、追加的な金融引き締め策が近い将来実施されるとの観 測が高まった。銅相場は過去最高値の1ポンド当たり4.498ドルに達 した3日以降、2.8%下落している。

30億ドル相当を運用するUSグローバル・インベスターズ(サン アントニオ)のポートフォリオマネジャー、ブライアン・ヒックス氏は 「銅相場の上昇は若干行き過ぎだった」と指摘。「中国が相場の主なけ ん引役だ。中国が引き締め策を実施するとの見方が利益確定の動きにつ ながっている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先物 相場3月限の28日終値は、前日比0.8%高の1ポンド当たり4.373ド ル。世界の在庫が減少するなか、昨年は33%高騰した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE