米ヘッジファンド:ココアの買い越しが倍増-禁輸による供給懸念で

米ヘッジファンドのココア先物相 場上昇を見込む買い越しが約半年ぶりの高水準に増加した。世界最大の 生産国であるコートジボワールの政治的混乱により供給懸念が強まって いるためだ。

米商品先物取引委員会(CFTC)が28日発表したデータによる と、ヘッジファンドなどが保有するココアの先物とオプションの買い越 しは25日終了週にほぼ倍増し1万5366枚となった。これは昨年8月初 旬以来の高水準。

コートジボワールで昨年11月28日に行われた大統領選挙で、2 人が大統領に選出されたと主張。この日以降、ココア相場は17%上昇 している。大統領に選出されたと国際的に認定されているアラサン・ワ タラ氏は、対立するローラン・バグボ前大統領の資金源を断つため輸出 禁止を指示。ココア相場は先週、1年ぶりの高値を付けた。

カントリー・ヘッジング(ミネソタ州)のアナリスト、スターリン グ・スミス氏は「供給懸念は引き続き強い。相場は非常に強気だ」と指 摘した。

ブルームバーグがアナリスト6人を対象に実施した調査によると、 輸出禁止措置により価格は1トン当たり3720ドルに上昇する可能性が ある。予想通りなら1979年1月以来の高値。

ICEフューチャーズUS(ニューヨーク)のココア先物3月限の 28日終値は、前日比81ドル(2.4%)安の3277ドル。先週は2.9% 上昇し、3週続伸となった。

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