豪ANZ銀の日本CEO無事発見、新潟スキー場で一時遭難

新潟県のスキー場で30日から行方 不明だった豪大手オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)東 京支店のロバート・ベル最高経営責任者(39、CEO)が31日午後零 時4分、捜索隊により無事発見された。新潟県警南魚沼署関係者が明ら かにした。

南魚沼署によると、ベルCEOは30日、同県南魚沼郡湯沢町のガ ーラ湯沢スキー場に単身、日帰り予定でスノーボードをするために訪れ、 昨日から行方が分からなくなっていた。関係者によれば、ベル氏は発見 後、直ちに病院に搬送された。意識はあり大きなけがもないという。

警察と消防は31日早朝、救出に向け会議を招集。雪崩の危険性な どを見極めていたが、その後、ガーラのパトロール隊と山岳救助隊に東 京から駆けつけたベル氏の妻が加わり雪上車で捜索を開始した。その結 果、下山コースから50メートルほど外れた沢にいたベル氏を発見した。 関係者によれば、雪穴のような場所で一夜を過ごしたとみられる。

ガーラ湯沢の現在の気温はマイナス8℃、積雪は380センチメート ル。湯沢町役場によると、昨日までの3日間の積雪は40センチだった。 ガーラ湯沢の神田成弘総務部長は「昨日は雪が多く、視界も悪かった。 4カ国語で十分気を付けコース外に出ないように、と何度もアナウンス していた」という。

ベル氏はANZ東京の在日総支配人。上西英雄役員らは今朝から捜 索を見守っていたが31日午後、発見・救助された報告とともに、捜索 協力者に「感謝・御礼申し上げます」とのコメントを発表した。ANZ は1969年に日本に進出し、東京、名古屋、大阪に拠点を持つ。外貨定 期預金、投信販売、プロジェクトファイナンスなどを手掛けている。

ベル氏の遭難は30日午後7時20分の閉場以降もロッカーが使用中 だったことから発覚した。ガーラ湯沢総務部担当者によると、約4000 のロッカーのうち使用中は同氏のものだけで、中には携帯電話、現金、 免許証などが入っていたままだったという。

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