アジア株:下落、指数は年初来安値-エジプト懸念と業績失望広がる

31日のアジア株式相場は下落。 MSCIアジア太平洋指数は年初来安値を付けた。エジプトでの反政 府デモが6日目に突入したほか、発表された企業決算への失望が広が った。

中東地域が主要市場の千代田化工建設が下落。世界最大の鉱山会 社でオーストラリア最大の石油会社、英豪系BHPビリトンも売られ た。28日に2011年3月期業績予想を下方修正した富士通も6.2%安。

AMPキャピタル・インベスターズの投資戦略責任者、シェー ン・オリバー氏(シドニー在勤)は、「エジプトは若干の懸念材料と なったようだ」と指摘。「最近の力強い上昇を受けて、株式市場は既 に悪材料の影響を受けやすい状態だった。インフレ抑制に向けたアジ アの引き締め懸念とともに、エジプトの混乱が調整局面の引き金とな る恐れがある」と述べた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時5分現在、前週末 比0.9%安の136.37。このまま引ければ終値は昨年12月28日以来 の安値となる。指数構成銘柄のうち、値上がり銘柄数と値下がり銘柄 数の割合は約2対7。10業種指数全てが下げている。日経平均株価の 終値は前週末比122円42銭(1.2%)安の1万237円92銭。

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