フィリピン10-12月GDP:前年比7.1%増-予想上回る

フィリピンの2010年10-12月(第 4四半期)の経済成長率は市場予想を上回る伸びを示し、インフレ抑 制に向けた中央銀行による利上げ余地が拡大した。

フィリピン国家統計調整局(NSCB)が31日発表した10-12 月の国内総生産(GDP)は前年同期比7.1%増加。ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミスト13人の予想中央値(6%増)を上回 った。10年通期では7.3%の伸びだった。

アジア諸国は昨年、世界経済の回復をけん引したが、欧州ソブリ ン債問題や9%を上回る米失業率がアジアからの輸出を抑制しており、 同地域の景気は熱気が冷めつつある。こうした中、アキノ大統領は、 11年以降の年間成長率を最大8%に押し上げるため、今年の政府支出 を過去最大規模に増やす計画だ。

フィリピン・アイランズ銀行のエコノミスト、エミリオ・ネリ氏 (マニラ在勤)は統計発表前に、「政府がより積極的な景気刺激策を講 じて民間部門の投資を促進できなければ、昨年の高成長を繰り返すこ とは非常に難しい」と指摘した。

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