【個別銘柄】日産自、富士通、コニミノ、日医工、JR東海、野村研

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

輸出関連株:東証1部33業種の下落率上位に電機、機械など輸出 関連が並んだ。エジプトの首都カイロ中心部で、ムバラク大統領の退 陣を求める数万人のデモが継続。同国金融機能がまひする中、世界の 投資家はリスク回避姿勢を強めた。米国株下落に備えたオプションの コストを示すVIX指数は、28日に前日比24%高の20.04と急上昇し ていた。デモの影響により、エジプト工場の操業を停止した日産自動 車(7201)は前週末比2.2%安の830円。

富士通(6702):6.2%安の511円。2011年3月期の連結営業利益 予想を従来の1850億円から1450億円に22%下方修正した。前期は944 億円。先進諸国経済の回復の遅れで金融、流通分野などで慎重な投資 姿勢が続き、売上高が減少。会見した加藤和彦取締役によると、「第4 四半期のテクノロジーソリューションで、国内市場が持ち直しておら ず、12月から厳しさを増している」という。

コニカミノルタホールディングス(4902): 7.8%安の792円。11 年3月期の連結営業利益予想を従来の500億円から450億円に1割下 方修正した。オプト事業で、顧客先での生産調整の影響などが出る。 前期比では2.3%増益の見通し。三菱UFJモルガン・スタンレー証 券は31日、投資判断「アウトパフォーム」から「中立」に下げた。

日医工(4541):制限値幅いっぱいのストップ安となる500円(18%) 安の2315円。研究開発費拡充のため、公募増資などで最大約211億円 を調達する、と28日に発表。発行済み株式総数が最大24%増える見 通しとなり、株式希薄化などが警戒された。

東京ドーム(9681)2.9%安の198円。文京区にある遊園地「東京 ドームシティアトラクションズ」の営業を当面の間、休止すると発表 した。30日午後、同遊園地内のコースターから男性客が落下し、死亡 する事故が発生したため。

  住生活グループ(5938):3%安の1794円。子会社のトステム製 の2003年以降の冊子窓の一部の耐火性が国の基準を下回っていた、と 28日に国土交通省が発表。使用物件数は約1万棟で、今後の改修コス ト負担などが懸念された。

島精機製作所(6222):6.5%安の1943円。同社は28日、為替差 損や有価証券評価損で、10年4-12月期の連結純損益が前年同期の7 億7700万円の赤字から11億9400万円の赤字に拡大したと発表した。

JR東海(9022):2.5%高の69万2000円。一昨年受けた新型イ ンフルエンザ影響の反動などがあり、第3四半期までに東海道新幹線 の輸送人キロが好転したほか、流通業の堅調もあり、11年3月期の連 結純利益予想を従来の1120億円から1220億円に上方修正した。前期 比では33%増益見込み。

ユニ・チャーム(8113):2.1%高の3160円。発行済み株式総数の

1.32%に当たる250万株、金額で76億円を上限に自社株を取得する、 と31日午前11時に発表。取得期間は2月1日から28日まで。当面の 需給好転を見込む買いが優勢になった。

プロミス(8574):1.3%高の723円。貸付残高の縮小に伴う利息 収入の減少などで、10年4-12月期の連結純利益は前年同期比34% 減の104億円だったが、貸し倒れ費用が減り、赤字だった上期からは 黒字転換した。一方、三井住友銀行の国部毅次期頭取は人事会見後記 者団に、プロミスへの資本支援について数カ月内に必要性を判断する とした上で、「将来の戦略的な連結子会社化も排除しない」と述べた。

富士フィルムホールディングス(4901):3.1%安の2965円。経費 節減効果で11年3月期の連結営業利益予想を従来の1200億円から 1400億円に17%増額修正したが、1500億円を超す事前のアナリスト 予想の平均に届かず、失望売りの動きが広がった。また、売上高は従 来予想比2.6%減の2兆2400億円にとどまる見通し。中国やインドな ど新興国への販売は好調だが、円高などの影響が出る。

中部電力(9502):2.6%高の2052円。円高などによる燃料費の減 少が予想され、 11年3月期の連結営業利益を従来の1450億円から 1750億円に21%増額した。前期比では13%減と減益率が縮小する。 また、発行済み株式総数の0.7%に当たる500万株、金額で120億円 を上限に自社株買いを行う。期間は2月1日から3月31日で、取得し た自社株は4月末までに消却する。

エルピーダメモリ(6665):3%安の1188円。10年10-12月期 の連結営業損益が200億円超の赤字となったもよう、と31日付の日本 経済新聞朝刊が報じた。

ヤクルト本社(2267):6.5%安の2316円。28日午後公表の長期 ビジョンで示された2014年3月期の連結営業利益目標値は260億円 (前期実績比37%増)と、アナリストらの来期予想値に近く、成長率 鈍化を警戒する売りが優勢となった。ゴールドマン・サックス証券の 田中克典アナリストは投資判断「売り」を継続、長期ビジョンについ て「今度数年間の利益成長の低さを示唆しており、コンセンサスの下 落、バリュエーション修正の可能性が高い」と指摘した。

JT(2914):1.9%安の30万8000円。10年4-12月の国内紙巻 たばこ販売数量は、累計で1068億本と前年同期比9%減った。累計販 売低下代金は1兆7019億円で、同2.7%減。

セイコーエプソン(6724):5.8%安の1362円。インクジェットプ リンターで円高の影響はあったが、液晶プロジェクターや水晶デバイ ス、半導体・ICハンドラーの数量増などの効果で10年4-12月の 連結営業利益は前年同期比53%増の339億円だった。ただ、バークレ イズ・キャピタル証券では決算発表を受け投資判断を「オーバーウエ ート」から「イコールウエート」に引き下げ。足元のインクジェット 市場動向を考慮したという。

野村総合研究所(4307):5.4%安の1782円。金融ITソリューシ ョン、産業ITソリューションの売上高が減る半面、事業拡大に向け た人員増加やオフィス拡張など販売費・一般管理費の増加などがあり、 10年4-12月の連結営業利益は前年同期比18%減の270億円だった。 11年3月期計画の370億円に対する進ちょく率は73%。

大阪チタニウムテクノロジーズ(5726):7.1%高の4775円。岸和 田工場早期稼働に伴う減価償却費の増加はあるが、チタンやポリシリ コンの増産・増販効果で11年3月期の営業損失は57億円と、従来の 64億円から赤字幅が減る見込みとなった。

ワコム(6727):4.8%高の13万6700円。円高の影響でタブレッ ト事業の売上高はわずかな伸びとなったが、コンポーネント事業でペ ンやタッチセンサーを搭載したPC製品向けの販売が大きく増え、 10 年4-12月の連結営業利益は前年同期比16%増の26億円となった。 11年3月期計画の32億5000万円に対する進ちょく率は80%。

東京エレクトロンデバイス(2760):6.3%高の19万8000円。東 京証券取引所・市場第1部銘柄指定の記念配当を実施する、と27日に 発表。11年3月期末に1株当たり3000円の普通配に、600円の記念配 を行う方針。これにより年間配当は6600円となる。前期は5000円。

オイレス工業(6282):6.2%高の1698円。自動車向け、一般産業 向け軸受機器事業が伸び、11年3月期の連結営業利益予想を従来の54 億円から前期比93%増の60億円に増額修正する、と28日に発表した。

日東工業(6651):7.8%高の1000円。情報通信市場向けに営業攻 勢をかける一方、コスト構造改革も進め、11年3月期の連結純利益は 13億5000万円と従来計画の9億円を5割上回るもよう、と28日に発 表。前期は9億8600万円の赤字。また、期末配当予想を1株当たり4 円から6円に増配する方針。

旭ダイヤモンド工業(6140):4%高の1639円。10年4-12月期 の連結営業利益は前年同期比75倍の78億円。従来加工法からの切り 替え促進策として電着ダイヤモンドワイヤ「エコメップ」の値下げを 実施したが、太陽電池やLED、液晶TVなど需要が堅調だった。据 え置いた11年3月期計画の103億円に対する進ちょく率は76%。

タダノ(6395):5.5%安の427円。主力の建設用クレーンで当初 想定より国内外需要の回復が遅れるほか、売上高減少に伴う粗利益率 の低下、製品構成による原価率の悪化もあり、11年3月期の純損失は 44億円と、従来計画の28億円の赤字から損失が拡大する見込みとな った。前期は8億9500万円の赤字。

テイ・エス・テック(7313):3.2%高の1658円。主力の四輪シー ト部品の受注が世界各地域で増加、原価低減努力もあり、10年4-12 月の連結純利益は前年同期比3.1倍の89億6100万円だった。前期比 77%増の112億円で据え置いた11年3月期計画比進ちょく率は80%。

ソネットエンタテインメント(3789):3.9%高の28万600円。主 力のネット接続事業での会員獲得費用の抑制が寄与し、11年3月期の 連結純利益は前期比16%増の37億円と、従来計画の35億円を上回る もようと28日に発表。また年間配当予想を、1株当たり3000円から 3300円に引き上げた。

高田機工(5923):6.9%高の202円。第3四半期以降に一定量の 受注が確保でき、操業度低下が緩和されるとして同社は28日、11年 3月期の連結営業利益予想を従来の2億円から6億円に上方修正した。

モリ工業(5464):7.5%高の388円。11年3月期の連結営業利益 予想を従来の31億円から37億円に引き上げる、と午後1時に発表し、 上昇基調が強まった。主力製品のステンレス管の数量回復による工場 稼働率の改善などが寄与するという。

アルペン(3028):3.8%高の1508円。同社は28日、経費削減な どで11年6月期の連結営業利益予想を従来の83億円から96億円に上 方修正した。前期比では18%増益となる見通し。

JFE商事ホールディングス(3332):4.8%安の397円。豪州で の大規模洪水の影響などによる石炭投資会社の収益悪化で、11年3月 期の連結営業利益予想を従来の255億円から235億円に7.8%下方修 正する、と午後1時30分に発表。利益水準の低下を嫌気する売り圧力 が高まった。