世界アルミ需給:供給過剰240万トンに拡大、印・カタール生産増-住商

住友商事は28日、世界のアルミニウ ム新地金が2011年には239万5000トンの供給過剰になるとの予測をまとめ た。米国やインド、カタールなどでの生産増によって前年に比べて余剰 幅が105万トン拡大し、4年連続の供給過剰の状態が続くとみている。

同社軽金属事業部の神谷基・地金チームリーダーがブルームバーグ ・ニュースとのインタビューで述べたところによると、11年の世界需要 は前年比5.3%増の4269万5000トンとなる一方、供給は同7.6%増の4509 万トンとみている。10年は134万5000トンの供給過剰だったと予測してい る。

今年は米アルミ生産最大手のアルコアの減産解除やインドやカター ル、ブラジルなどでの生産拡大を背景に供給が需要を上回る。

世界最大の生産国である中国の供給量は11年に前年比6%増の1780 万トンとなる見込み。需要は同6.5%増の1800万トンと需給はほぼ均衡し た状態となる。神谷氏は「中国が100万トン単位での純輸入国に転じるの は16年以降」との見方を示した。

一方、日本国内の11年の需要は207万トンと前年の205万トンから増 加する見通し。

ロンドン金属取引所(LME)のアルミ先物相場(3カ月物)につ いては、1-6月が上値を1トン当たり2550ドル、下値は2050ドル、7 -12月は高値2450ドル、下値は1950ドルとの見通しを示した。東京時間 31日午前10時1分現在のLMEアルミ価格は2475ドルで、1年前に比べ て19%高い水準。

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