欧州金融株の1月の上昇率、約10年ぶり高水準に-債務懸念後退で

【記者: Maud van Gaal、Oliver Suess】

1月31日(ブルームバーグ):欧州の金融株は1月のパフォーマン スが約10年ぶりの高水準を記録する勢いだ。政策当局者はユーロ圏の 重債務国を支援し、通貨同盟を維持するとの見方が市場で広がってい る。

ストックス欧州600指数の保険株指数は今月10%上昇。銀行株指 数も8.8%上昇と、19業種の中で最大の上げを記録した。保険、銀行 株の上昇率はともに、1月としては少なくとも1998年以来最大となっ た。上昇率はストックス欧州600指数の1.7%も上回った。

ロベコ・グループで運用に携わるパトリック・レメンズ氏(ロッ テルダム在勤)は「ソブリン債をめぐる問題解決への強い意志が見ら れる」と指摘。「懸念は後退した」と述べた。同氏は昨年12月時点で、 金融株が向こう1年で最大50%上昇すると予想していた。

銀行株の上げは、スペインのバンキンテルやサバデル銀行、イタ リアのインテーザ・サンパオロ、ウニクレディト、フランスのソシエ テ・ジェネラルがけん引。これら銘柄はすべて、28日までに少なくと も18%上昇している。昨年のスペインとイタリアの銀行株は、債務危 機が国家のデフォルト(債務不履行)や経済成長圧迫、ユーロ存続の リスクにつながるとの懸念から急落していた。

投資家によると、政策当局者は少なくとも現段階で、こうした懸 念を和らげている。サルコジ仏大統領は27日、スイスのダボスで開催 された世界経済フォーラム(WEF)で、フランスとドイツはユーロ を全力で防衛すると述べた。翌28日にはメルケル独首相もユーロ防衛 を約束した。

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