【個別銘柄】ホンダ、ダイハツ、大東建、川崎重、メディパ、日東電

更新日時

株価変動材料の出た銘柄の終値は以 下の通り。

ホンダ(7267):前日比2%高の3545円。コスト削減などが寄与 し、今期(2011年3月期)連結純利益予想を従来の5000億円から前 期比98%増の5300億円に上方修正した。決算発表を受け、JPモル ガンやゴールドマン・サックス、ドイツ、みずほ、野村の各証券では 強気の投資判断を維持。一方で会社側は、四輪事業でアジア拡大の半 面、日本や欧州の減少を理由に、今期の世界販売見通しは前期比5.5% 増の358万台と従来計画から3万5000台減らした。

トヨタ自動車(7203):0.9%安の3370円。1月新車販売でトヨタ のハイブリッド車「プリウス」が10年12月まで20カ月連続で守って きた登録車(排気量660cc超)での首位から陥落、ホンダの小型車「フ ィット」が逆転する公算が強まったと1日付の日本経済新聞朝刊が報 じた。28日までの実績でフィットが約2000台上回り、31日の登録台 数次第で21カ月ぶりにホンダ車が首位に復帰するという。

ダイハツ工業(7262):午後に下落転換し、4.5%安の1297円で終 了。11年3月期の連結営業利益は従来予想通り、前期比2倍の820億 円になる見通しときょう午後1時前に発表した。ブルームバーグ・デ ータによれば、担当アナリスト17人の今期の営業益予想平均は918 億円となっていた。通期業績予想の増額修正期待が強かっただけに、 計画据え置きを受け失望売りが広がった。

日立製作所(6501):3.4%高の463円。昨年10-12月の連結営業 利益(米国会計基準)は、新興国で自動車関連素材や部品が伸びたこ とから1000億円(前年同期は663億円)を超えた公算が大きい、と1 日付の日経新聞朝刊が報道。11年3月期の営業利益は予想(4100億円) から上振れる可能性が出てきた、という。

ショーワ(7274):8.1%高の665円。11年3月期の連結営業利益 は従来予想を29%上回る90億円になる見通し、と前日発表。前期は 24億円の赤字。第3四半期までに日米で自動車用部品の販売が増加し たほか、ブラジルでは二輪車用部品が伸びた。

ケーズホールディングス(8282):午後に急伸し、7.3%高の2455 円で終了。11年3月期の連結純利益予想を従来の206億円から7.3% 増額修正し、前期比39%増の221億円にするとこの日の昼休み時間帯 に発表した。昨年10月、11月にエコポイント制度変更前の駆け込み 需要があったことなどが寄与する。発行済み株式総数の3.61%に当た る200万株、金額で50億円を上限に自社株買いを行うとも発表。好業 績と株主還元姿勢を評価する買いが膨らんだ。

JVC・ケンウッド・ホールディングス(6632):4.2%高の372 円。昨年4-12月の連結営業損益は94億円の黒字(前年同期は87億 円の赤字)だった、とこの日午後に発表。カーエレクトロニクス事業 や業務用システム事業が好調に推移、前期に実施した構造改革やコス ト削減の効果も表れた。据え置いた通期計画(110億円の黒字)に対 する進ちょく率は86%。

村田製作所(6981):3.7%安の5990円。電子部品の販売がスマー トフォン向けなどに伸び、11年3月期の連結営業利益は前期比3.1倍 の820億円と、従来予想の780億円から上振れる見通しと前日発表。 しかし、円高の影響や競争激化などが響き、昨年10-12月の連結営業 利益は前期比で24%減の189億円となっており、直近での収益改善モ メンタム(勢い)の鈍化を嫌気した売りに押された。

大東建託(1878):ストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)となる 1000円(17%)高の6750円。発行済み株式総数の33.08%に当たる 3887万9800株を上限とし、1株当たり5445円で自社株の公開買い付 けを行うと前日発表。期間は2月1日から3月1日まで。また、11年 3月期の連結営業利益は前期比4.3%増の742億円になる見通しと発 表。従来予想は720億円。継続的なコスト削減により、完成工事総利 益率が期初計画より上昇した。

船井電機(6839):6.1%安の2564円。11年3月期の連結最終損 益は18億円の赤字(従来予想は71億円の黒字、前期103億円の黒字) に転落する見通しと前日発表。米国で、主要製品の液晶テレビが大型 製品、LEDバックライト採用製品を中心に振るわない。

スタンレー電気(6923):8.2%安の1412円。10年4-12月の連 結営業利益は前年同期比44%増の227億円だった、と前日発表。据え 置いた11年3月期計画(345億円)に対する進ちょく率は66%。自動 車機器事業やコンポーネンツ事業を取り巻く市場環境の回復が鈍化し ているといい、計画未達を警戒した売りが膨らんだ。

川崎重工業(7012):5.1%高の307円。11年3月期の連結純利益 予想を290億円(前期は109億円の赤字)に上方修正する、と前日発 表。従来は200億円を見込んでいたが、精密機械事業の好調、全社的 な固定費圧縮や生産性向上といった収益改善策が奏功したという。

栗田工業(6370):3.3%安の2481円。電子産業の生産調整などを 背景に主力の水処理装置の受注が低迷、11年3月期業績予想を前日に 減額修正し、業績不安が広がった。新しい連結純利益予想は165億円。 従来は0.1%の微増益を見込んでいたが、4.6%減益見通しになる。

日東電工 (6988):7%高の4375円。11年3月期の連結純利益は 前期比54%増の580億円になりそう、と前日発表。従来予想は500億 円。第3四半期までに液晶表示用材料やタッチパネル用部材などの製 品が伸びたほか、継続的なコスト低減や操業度の向上、製品構成の改 善に伴う生産性向上も寄与する。また同社は、中国上海市の100%子 会社、日東電工電能源の出資持ち分の65%をTDK(6762)に譲渡す るとも発表。10年4-12月連結営業利益が前年同期比3.1倍だったこ ともあり、TDK株も3.2%高の5560円と反発した。

住友重機械工業(6302):8.6%高の568円。11年3月期の連結純 利益は前期比66%増の220億円になりそう、と前日発表。従来予想は 200億円。建設機械部門で受注が好調に推移しているほか、精密機械 部門などでコスト削減が進んだことも寄与する。

ゼンリン(9474):6.9%高の980円。データ配信や海外のカーナ ビゲーション用データの売り上げが好調、今期から開始したコミュニ ケーションメディア事業の立ち上げ費用後ずれもあり、11年3月期の 連結純利益予想を従来の12億円から18億円に増額修正した。前期比 では16%の減益予想が一転、26%増益見通しとなる。

宇徳(9358):5.7%安の249円。11年3月期の連結純利益は前期 比31%減の6億8000万円になる見通し、と前日発表。従来予想は9 億円。港湾事業では、円高の長期化で車両の取り扱いが減少の兆候を 見せる。また、物流事業では大型海上輸送案件の延期、プラント事業 は国内案件の延期、不動産の売却決定による減損などが発生する。

住友林業(1911):3.5%安の728円。PER(株価収益率)に割 高感があるとし、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は1月31日付 で、投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。

エルピーダメモリ(6665):1.8%高の1209円。台湾の同業最大手 である力晶(パワーチップ)がエルピーダ製品の生産受託に特化する ことで基本合意した、と前日発表。力晶は自社ブランドでのDRAM 生産・販売から撤退する。今回の合意で、エルピーダは新たな設備投 資を行わずにパソコン用DRAMの生産能力拡大が可能になった。

保土谷化学工業(4112):9.7%高の372円。機能性色素部門で有 機EL材料などの需要が増加傾向にあり、10年4-12月の連結営業利 益は前年同期比2.4倍の16億5200万円だった。据え置いた通期計画 (20億円)に対する進ちょく率は83%。

住友精密工業(6355):9.2%高の475円。11年3月期の連結純利 益は従来予想比2.1倍の33億円になりそう、と前日発表。前期は28 億円の赤字。プラズマプロセス装置を手掛ける英国の連結子会社で、 想定を上回る好調な受注・販売が続いている。繰延税金資産の計上も 利益を押し上げる。

TOTO(5332):6.8%高の626円。11年3月期の連結営業利益 は前期比2.3倍の150億円になる見通し、と前日発表。昨年8月に発 売した洗浄便器やシステムバスルームなどの新商品が伸び、従来予想 の120億円を25%上回る。

日本ガイシ(5333):2.1%高の1413円。10年4-12月の連結営 業利益は前年同期比2.1倍の282億円だった、と前日発表。セラミッ クス事業で自動車関連製品の需要が大きく伸びた。11年3月通期計画 (300億円)に対する9カ月累計進ちょく率は94%。

マスプロ電工(6749):7.4%高の798円。11年3月期の単独営業 利益は前期比3倍の52億円になりそう、と前日発表。従来予想は33 億円。ことし7月の地上デジタル放送への完全移行、家電エコポイン ト制度の導入が重なり、テレビ受信関連機器の需要が急増している。

アルプス電気(6770):4.7%安の938円。原価低減を進め、10 年 4-12月の連結最終損益は79億円の黒字と前年同期の73億円の赤字 からは好転したが、11年3月期計画(145億円の黒字)に対する進ち ょく率は54%で、通期計画の未達を警戒した売りに押された。

OBARA(6877):7.1%高の1015円。アジアなどでの自動車産 業の生産拡大を追い風に溶接機器関連事業が伸びており、11年9月期 の連結売上高予想を290億円から305億円(前期比7.2%増)に引き 上げた。純利益は前期比3倍の21億円になる見通し。

メディパルホールディングス(7459):13%安の745円。病院向け を中心に医薬品の販売価格が下落、会社側は前日に11年3月期業績予 想を引き下げた。連結純利益は前期比38%増の27億円となる見通し。 前回予想は147億円だったため、82%の減額修正となる。野村証券で は、同社株の目標株価を990円から830円に引き下げた。

太平洋セメント(5233):3.8%高の110円。セメントの国内需要 が想定より増え、11年3月期は連結営業利益が前期比3倍の110億円 前後(従来予想は105億円)になりそう、と1日付の日経新聞朝刊が 報道。業績改善を見込む買いが優勢になった。

肥後銀行(8394):6.5%高の461円。発行済み株式総数の1.26% に相当する300万株、金額で15億円を上限に自社株買いを実施する、 と前日発表。株式需給の改善を期待した買いが集まった。取得日程は 2月1日から3月24日まで。

ワークスアプリケーションズ(4329):ストップ高となる7000円 (18%)高の4万7000円。MBO(マネジメント・バイアウト)で非 公開化する、と前日発表。その一環として、WPKホールディングス がワークスア株に対し株式公開買い付け(TOB)を行う。買い付け 価格は1株5万5000円、買い付け代金は最大256億円。TOB価格に さや寄せする格好で買いを集めた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE