NY連銀:ファルドCEO更迭を検討-08年のリーマン破綻直前に

ニューヨーク連銀当局者は2008 年9月に経営破綻した米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの リチャード・ファルド最高経営責任者(CEO、当時)を、破綻直前 に更迭することを検討していた。米金融危機調査委員会(FCIC) が27日公表した電子メールで明らかになった。

08年9月10日付の電子メールは、「ファルド氏を日曜日に更迭す る必要があるだろうか」と問い掛けた上で、「そうであれば、後任者選 びにはわれわれが影響力を行使することになるのだろうか」と続けて いる。同日は水曜日だった。

その5日後、リーマンは破産法適用を申請。世界恐慌以来、最も 深刻な金融パニックの引き金となった。リーマンのCEOは08年末に ブライアン・マーサル氏に代わり、ファルド氏は09年5月にはリーマ ン取締役会会長も辞任した。

「極秘」と記されたこのメモは、FCICが当時検討された選択 肢の1つを示すものとして公開。FCICは27日、金融危機の原因に 関する報告書を発表した。

メモはニューヨーク連銀が金融危機の背後で積極的に対応してい たことを示している。メディアへの情報漏れ阻止や議会への報告時期、 管理下でのリーマン清算計画にどのようにして他の大手金融機関の参 加を得るかなどを検討していた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE