アンリツ株3連騰、原価率改善で今期業績予想増額-年7円に増配も

計測器大手のアンリツ株が一時、 前日比4.8%高の693円と3連騰。売上原価率の改善などを理由に、 今期業績予想を増額修正したことが好感されており、今月19日に付け た昨年来高値(708 円)に再接近してきた。野村証券では27日、同社 株の目標株価を従来の750円から850円に引き上げている。

会社側が27日の取引終了後に示した新しい今期(2011年3月期) の業績計画値によると、連結純利益は前期比7.8倍の30億円となる見 通しで、前回予想の25億円から2割上方修正された。計測事業の増収 効果と原価率の改善などが理由。ブルームバーグ・データによると、 担当アナリスト8人による連結純利益の予想平均値は27億円だった。

業績予想の増額を受け、期末配当予想を1株当たり4円から5円 に変更。これにより年間配当は7円となる予定で、前期実績は6円。

10年10-12月決算は、連結純利益が前年同期比3.8倍の12億円 だった。スマートフォン(高機能携帯電話)、タブレット端末、クラウ ドコンピューティングなどの拡大に伴い、モバイル市場向け計測器の 受注が伸びた。売上総利益率は47.5%。前年同期比では2.2ポイント 向上、前四半期(7-9月)からも3.8ポイント改善している。

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