財務相:市場の信認得るべく財政健全化へのメッセージ出す

野田佳彦財務相は28日午前の閣 議後会見で、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ (S&P)が日本の長期国債を格下げしたことを受け、市場の信認を 得るため、財政健全化に向けたメッセージを出していく必要があると の認識を示した。

財務相は格下げについて「逐一コメントすることは控えたい」と しながらも、「市場の信認を得るべく、財政運営戦略に基づいて財政健 全化の道筋をたどっていくというメッセージは常に出していかなけれ ばならない」と強調。「そのためにも予算と関連法案を年内に成立さ せ、社会保障と税財政の一体改革も含めて、これからやろうとするこ とにきちっと結果を出すことが重要だ」と表明した。

菅直人首相が国債格下げに関する質問に対し「そういうことに疎 い」などと発言したことについては、「十分な情報が入っていないと いう意味でそういう表現をされた。国債の問題そのものについて疎い ということではない」と述べた。

2020年度の国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス) の健全化目標の達成が難しいとの見方に関しては、「歳出・歳入両面 にわたってきちっと改革を進めていくということだ。険しい道だが、 常に発信をしながら結果を出してくことが大事だ」と語った。

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