伊プラダが香港で株式公開準備、10年余の悲願-幹事インテーザなど

イタリアの高級ファッション・ブ ランド、プラダは、香港で新規株式公開(IPO)の手続きを開始す ると発表した。同社は10年余り前から株式上場を検討していた。

プラダの取締役会は27日に会合を開き、イタリアのインテーザ・ サンパオロとウニクレディト、仏クレディ・アグリコル傘下のCLS A、米ゴールドマン・サックス・グループを金融機関向けの株式募集 の共同幹事やブックランナーに起用することを承認した。

パトリッツィオ・ベルテッリ最高経営責任者(CEO)は発表文 で、プラダの国際展開が売上高と利益の「著しい伸び」につながって いると指摘。「こうした業績に後押しされながらグループの将来的な発 展を確信し、当社は今後の課題に立ち向かい、国際資本市場での最高 のチャンスをつかんでいくことができる」との見解を示した。

10年以上前にIPOを目指し始めたプラダは、2008年にも上場を 計画していたが、市場環境の悪化を理由に延期していた。欧州企業で はフランスの化粧品メーカー、ロクシタン・インターナショナルも香 港でIPOを実施している。

事情に詳しい関係者が先週語ったところによれば、プラダは香港 で株式上場した場合、現時点での推計では企業価値が少なくとも75 億ユーロ(約8510億円)と評価されるとみられるが、ミラノで実施し た場合は50億-60億ユーロにとどまる。プラダはイタリアの投資家 向けにミラノでも一部の株式を売り出す可能性もあるという。

プラダの広報担当者はミラノや他の取引所での株式上場計画の有 無についてコメントを控えた。イタリア取引所の当局者からのコメン トは現時点では得られていない。

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