韓国サムスン電子10-12月:13%増益-市場予想上回る

携帯電話で世界第2位、韓国の サムスン電子の2010年10-12月(第4四半期)の決算は、アナリ スト予想を上回る利益増加を計上した電気通信部門などが寄与し、 前年同期比13%増益となった。

28日の同社発表によれば、純利益は3兆4200億ウォン(約2540 億円)。前年同期は3兆400億ウォンだった。ブルームバーグ・ニュ ースが過去28日間に集計したアナリスト6人の予想平均では3兆 1000億ウォンと見込まれていた。売上高は同6.7%増の41兆9000 億ウォン。

米アップルの携帯端末「iPhone(アイフォーン)」の追撃 を目指すスマートフォン(多機能携帯端末)「ギャラクシーS」の売 り上げが貢献し、携帯電話部門は38%の増益となった。ゴールドマ ン・サックス・グループのマイケル・バン氏らアナリストは、コン ピューター向け半導体メモリーの値下がりとテレビ市場の競争激化 で、今年1-3月(第1四半期)の利益は圧迫されると予想してい る。

ソウル在勤のバン氏は10日のリポートで、「1-3月期の利益 の減少傾向を見込んでいる」とした上で、「テレビの値下げ攻勢」に よって今年1-6月(上期)いっぱい、携帯電話の売り上げ増によ る利益が相殺される可能性があると指摘した。

28日の韓国株式市場でサムスンの株価は現地時間午前9時45 分(日本時間同じ)現在、0.5%高の99万9000ウォン。昨年は19% 上げていた。

今年の設備投資増加へ

同社は今年の設備投資は23兆ウォンと、前年の21兆6000億ウ ォンから増加するとの見通しを示した。

営業利益は12%減の3兆100億ウォンと、7日に発表された暫 定決算と同水準だった。

テレビを含むデジタルメディア部門は約1700億ウォンの赤字 となった。ブルームバーグがまとめたアナリスト5人の予想中央値 は2050億ウォンの赤字だった。

ディスプレー部門の利益は81%減少し、約1000億ウォン。ア ナリスト予想の中央値は1060億ウォンだった。

アナリストによると、3D(3次元)映像やインターネットに 対応したテレビなどの新技術は消費者に買い替えを決断させるには 至っていないことから、テレビメーカーは歳末商戦に続き、今年も 値下がりを見込まざるを得ない公算だ。

電気通信部門の利益は38%増の1兆4400億ウォンとなった。 アナリスト5人の予想中央値は1兆2000億ウォンだった。

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