日電硝株が8カ月ぶり高値、液晶ガラスの回復期待-シティ証は格上げ

ガラス大手の日本電気硝子の株価 が一時、前日比2.5%高の1276円と続伸。2010年5月18日以来、約8 カ月ぶりの高値を付けた。27日公表の10年4-12月決算で、液晶テレ ビ向けガラス基板の販売数量が足元で伸びていることを確認。同事業の 回復期待が高まった。

4-12月の連結営業利益は前年期比58%増の986億円だった。同 社IR担当の千坂貴氏によると、直近10-12月の液晶用ガラスの販売 数量は前四半期(7-9月)比で10%増加し、製品単価の下落率は約 5%だった。液晶パネルメーカーの生産調整について、千坂氏は「8月 後半と比べるといくらかマイルドになった」とコメントしている。

シティグループ証券の池田篤アナリストは27日付の投資家向けリ ポートで、「昨年7-9月から継続してきた液晶パネル/セットメーカ ーの在庫調整が11年1-3月中にようやく最終局面を迎える見通しで あり、液晶サイクル反転が視野に入ってきた」と指摘、液晶ガラスの需 給も7-9月にかけひっ迫に向かうとみて、日電硝株の投資判断を「中 立」から「買い」に引き上げた。新しい目標株価は1550円。

日電硝が27日に公表した11年3月通期の連結営業利益予想は 1200億-1260億円(前期比22-28%増)。液晶関連マーケットの先行 きはまだ不透明としているが、テレビの大型化に伴い、「液晶ガラス市 場は11年度に数量ベースで10-20%の成長が可能」と千坂氏は話して いた。

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