アドテスト株約2カ月ぶり安値、今期黒字転換計画も市場予想届かず

半導体製造装置を手掛けるアドバ ンテスト株が一時、前日比5.4%安の1745円と反落。昨年12月1日 以来、約2カ月ぶりの安値を付けた。同社は27日、これまで未発表だ った今期の連結業績予想を示したが、利益水準は市場予想の平均に大 きく届かず、収益性の低さを警戒した売りに押された。

同社が27日の取引終了後に発表したリリースによると、第3四半 期までの受注動向を踏まえた結果、11年3月期の連結営業損益は65 億円の黒字、純損益は35億円の黒字になる見通し。前期はそれぞれ 116億円、115億円の赤字だった。未定だった期末の配当予想は1株当 たり5円とし、年間では前期と同じ10円となる。

27日に示された10年10-12月(第3四半期)の動向は、受注高 が213億円と前年同期比15%増、売上高は98%増の254億円、営業損 益は12億円の黒字と前年同期の50億円の赤字から改善した。ただ同 四半期に関しては、これまで続いてきた力強い回復局面から一転、デ ジタル家電やパソコン市場の軟調で、前四半期後半から見られた設備 投資策送り、発注の抑制などの影響を受けたとしている。

ブルームバーグ・データにある担当アナリスト17人による11年 3月期の連結営業利益予想の平均は110億円。メリルリンチ日本証券 の高橋亮平アナリストは27日付のリポートで、会社側公表値は同証予 想の78億円も下回り、市場予想に対しては60%の水準だったと指摘。 投資評価を「アンダーパフォーム」で据え置いた。

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