アルバック株が急落、貸倒引当金計上で通期一転最終減益へ

真空機器を中核に各種製造装置を 製造販売するアルバック株が一時、前日比9.6%安の1962円と急反落。 昨年12月1日以来、約2カ月ぶりの安値を付けた。同社は27日、太 陽電池製造装置を販売した韓国メーカー向けの売掛金の一部が回収で きなくなる可能性が高まったとし、業績予想を大幅に引き下げた。

新しい2011年6月期連結純利益予想は4億円。59%の増益予想か ら一転、81%の減益を見込むこととなった。ブルームバーグ・データ によると、担当アナリスト12人による連結純利益の予想平均値は38 億円だった。今回、韓国アルティソーラー向けの売掛金について、貸 倒引当金50億円計上した。

みずほインベスターズ証券の石田雄一シニアアナリストは、「薄膜 系太陽電池マーケットが厳しくなっていることを再認識させる話で、 ネガティブ・サプライズ(悪い驚き)」と指摘。当面、業績は低迷する とし、株価も大きく調整するとみている。

「太陽電池市場は伸びるだろうが、薄膜系は厳しい。ほかの装置 を伸ばしていくのに時間を要するため、業績が短期的に戻るのは困難」 と石田氏は言う。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE