コマツ株が続伸、中国で建機の伸び想定以上-利益予想増額

建設機械で世界2位のコマツの株 価が前日比3.4%高の2530円まで続伸。建設機械・車両部門の好調な どを理由に、今期(2011年3月期)連結純利益予想を従来比17%増額 修正したため、良好な事業環境を好感する買いが優勢となった。

同社は27日の取引終了後、今期の連結純利益予想を前期比4.2倍 の1400億円に上方修正した。従来予想は1200億円。建設機械・車両部 門で中国や米国、日本を中心に需要が増加していることが背景で、EP S(1株当たり純利益)は145円を見込む。同時に示された10年4- 12月の純利益は1006億円と、前年同期比5.5倍だった。

コマツのコーポレートコミュニケーション部では、3カ月程度先ま での受注を見て、業績上方修正に踏み切ったと説明する。建設機械・車 両部門について、日本でレンタル向けを中心に需要が回復してきたこと や、米国内の在庫調整が進み買い替え需要が起きていること、中国で想 定よりも需要が伸びていることなどが要因として挙げられるという。

野村証券の斎藤克史アナリストは28日付のリポートで、10年10- 12月業績について、建設機械が予想以上に数量が増加しており、利益 率が高い中国の構成比上昇効果などもあって採算も改善、販売価格も上 昇していると指摘。11年3月期の連結純利益予想を1260億円から1440 億円に引き上げた。

同氏はまた、「11年度予想基準PERは13倍で、米キャタピラー の16倍(ブルームバーグコンセンサス予想ベース)と比べて割安感が 強い」とし、目標株価を3000円から3300円に引き上げた。投資判断は 「1(買い)」で据え置いた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE