円は90円まで下落も、日本国債の格下げ相次ぐ可能性高い-CIBC

米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)による日本国債の格下げを受けて他の格付け 会社も追随する可能性が高いため、円は下落しそうだ。カナディア ン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)傘下のCI BCワールド・マーケッツが予想した。

CIBCの外為戦略担当グローバル責任者、ジェレミー・ストレ ッチ氏(ロンドン在勤)は27日の電話インタビューで、日本のクレ ジット・アナリストらは日本の債務負担や緩慢な経済成長、デフレ、 高齢化といった「受け入れ難い状況」を重視するため、円は今後半年 で1ドル=88-90円に下落する可能性があるとの見方を示した。

S&Pは27日、日本のソブリン格付けを「AA-(マイナス)」 に1段階引き下げた。ムーディーズ・インベスターズ・サービスは同 日、日本の格付けを上から3番目の「Aa2」で確認し、見通しを 「安定的」とした。フィッチ・レーティングスは日本の自国通貨建て 格付け「AA-」と外貨建て格付け「Aa」を「支持している」との 見解を示した。

ストレッチ氏は、格付け会社のうち「1社が動いたことで、他社 も自社のやり方の再考を促される公算が大きい」と語った。

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