富士通:通期予想を下方修正、国内IT投資回復など遅れる(Update1

コンピュータシステム構築国内最大 手の富士通は28日、2011年3月期の連結業績予想を下方修正した。純 利益は750億円と従来の950億円から減額した。金融・流通分野など国 内IT(情報技術)投資の需要回復が想定より遅れるほか、海外の不採 算事業の損失発生リスクなどを織り込んだため。

営業利益予想は従来の1850億円から1450億円に引き下げた。東京 証券取引所で会見した加藤和彦最高財務責任者(CFO)は「国内IT 市場の持ち直しが見込めず、200億円減額。受注状況は特に12月から厳 しさを増している」と説明。欧州でのITサービス事業でも不採算プロ ジェクトで「トラブルが続いている」と言い、約200億円が響くという。

売上高予想は従来の4兆6700億円から4兆5700億円に下方修正し た。IT投資の回復と海外事業での一部プロジェクトの遅延に加え、高 級車からコンパクトカーへの需要シフトによるオーディオやナビゲーシ ョン機器の低価格化、為替の円高などが響く。

1-3月期の想定為替レートは1ドル=80円と従来の85円から円 高に修正、ユーロの105円とポンドの130円は据え置いた。

10-12月期は営業・経常利益ともに減益だったが、特別損益の改 善から連結純利益は前年同期比4倍の165億円となった。

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