アイルランドが優先債減免なら取り付け騒ぎも-ECB理事(Update1

欧州中央銀行(ECB)のビニス マギ理事は、アイルランド政府が銀行の優先債で債務の一部減免を可 能にする措置を試みれば、同国の銀行で取り付け騒ぎが起こる恐れが あると語った。

同理事はアイルランドの国営テレビ、RTEとのインタビューで、 優先債で債務減免が実施されれば「国民はもはや、銀行に預けている 資産が安全だとは考えなくなるだろう」と述べた。

アイルランド政府は公的資金注入を受けた銀行の劣後債保有者に 一部債権放棄を迫ることを可能にする法律を成立させた。同国の法律 では、銀行の優先債務は依然として預金と同じ順位に分類されている。

ビニスマギ理事はまた、アイルランドが現行12.5%の法人税率を 引き上げるべきだとの考えを示した。「アイルランドは独自の税制を維 持したがっているが、そのために自国の納税者に負担させることは望 まない。他の国の納税者に払わせようとしている。これは変える必要 があると思う」と語った。

また、「残念ながら、金融市場にはアイルランドのデフォルト(債 務不履行)で利益を得るような一角がある」と指摘した上で、「国民の ためにならないことは確かだ。デフォルトした場合の国民への影響は 劇的なものになるだろう」と語った。

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