食料高騰:北アフリカの社会不安、他地域に拡大か-ダボス会議出席者

食料価格が過去最高水準に高騰し ていることが北アフリカ以外の地域でも社会不安をあおり、インフレを 加速させる可能性があるとの見方を、世界経済フォーラム年次総会(ダ ボス会議)の出席者らが示した。エジプトでは数千人がムバラク大統領 を非難する街頭デモに参加している。

工業や不動産に投資する持ち株会社、サウジ・アルコーリ・グルー プのアムザ・アルコーリ会長兼最高経営責任者(CEO)はダボスでの インタビューで「この抗議行動は北アフリカにとどまらないだろう。失 業率の上昇や食料高騰を背景に多くの国々に拡大する」との見通しを示 した。

国連の世界食糧計画(WFP)の責任者は25日、厳しい財政状態 にある各国政府は貧困層が食料や燃料の高騰に対処するための補助金を 削減しており、社会不安のリスクが世界的に高まっていると指摘した。 国連は4日、砂糖や穀物、油糧種子の価格上昇により世界の食料価格が 昨年12月に過去最高水準に達したと発表した。

チュニジアではベンアリ大統領が今月14日に出国、亡命する事態 となり、抗議行動はエジプトやアルジェリア、モロッコ、イエメンに拡 大している。

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