ブラジル株:続落、インフレ加速懸念で住宅建設や小売株が大幅安

27日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が続落し、2日間の下げとしてはここ6週間で最大 となった。インフレが加速するなか、景気沈静化に向け政策当局が一 段の措置を講じるとの懸念が高まり、住宅建設や小売株を中心に値下 がりした。

同国最大のディスカウント小売り、ロジャス・アメリカナスは2 カ月ぶり大幅安。ロッシ・レジデンシアルなど住宅建設株も売られ、 業種別指数で不動産株は昨年8月以来の安値を付けた。

ヘッジファンドのテオリカ・インベスチメントスのパートナー、 ロジェリオ・フレイタス氏(リオデジャネイロ在勤)は「ハードラン ディングへの懸念が強まっており、株式市場にとっては最悪の見通し だ」と指摘した。

ボベスパ指数は前日比1%安の68050.71と、昨年12月28日以来 の安値で終了した。同指数構成銘柄のうち値下がりは50銘柄、値上が りは15銘柄。通貨レアルは0.5%安の1ドル=1.6764レアル。

ブラジル中央銀行は、この日公表した今月18-19日の金融政策委 員会会合の議事録で、インフレ率が目標の4.5%に「時機を逃さずに」 低下しないリスクが高まっていると指摘。12月に決めた預金準備率の 引き上げと資本要件は消費者物価の抑制を助ける「強力な」手段だと の見解を示した。

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