米財務省、FRB支援の借り入れを50億ドルに縮小-債務上限接近で

米財務省は27日、連邦債務残高 が上限に接近していることから、連邦準備制度理事会(FRB)を支 援する借り入れプログラムを従来の2000億ドル(約16兆5800億 円)から50億ドルに縮小すると表明した。

ミラー財務次官補(金融市場担当)は声明で、「2011年2月3日 から、財務省の『補完的資金調達プログラム(SFP)』を徐々に50 億ドルまで減らす」と述べた。

同次官補は「この措置は、債務管理政策を進める上で弾力性を保 持するために実施する」と説明した。連邦債務残高は現行の上限であ る14兆2900億ドルに接近しており、財務省は3月31日から5月 16日の間の到達を予想しているが、同上限を引き上げるかどうかで オバマ政権と米議会の攻防が続いている。

財務省がFRBの要請でSFPを通じて短期国債を発行すると、 銀行システムから超過準備が吸い上げられ、FRBは金利をコントロ ールしやすくなる。FRBは1年前、2008年に金融システムを支え るために導入されたSFPについて、金融政策の目標を追求する上で 手助けとなり、将来的に景気刺激策を解除する際に使われる可能性が あるとの認識を示していた。

ジェフリーズの主任金融エコノミスト、ウォード・マッカーシー 氏は27日、電話インタビューに応じ、「これは財務省による予防的 で先制的な措置だ」と指摘。上限到達が近づくなか「財務省は時間切 れとなる前に議会が引き上げに動くかどうか確信が持てない、という ことだ」と説明した。

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