ソロス氏:米景気回復は一時的-財政赤字が成長への「深刻な」脅威

資産家のジョージ・ソロス氏は27 日、米景気は一時的な回復局面にあるとともに、同国の財政赤字が今 後の成長への「極めて深刻な」脅威となっているとの見解を示した。

ソロス氏(80)はスイスのダボスで開催された世界経済フォーラ ム(WEF)年次総会でブルームバーグテレビジョンとのインタビュ ーに応じ、米景気回復は「一時的だ」と指摘。「景気回復に若干弾みが つけば、金利は上昇し、景気を圧迫する。停止、前進という流れにな るだろうが、全く前進しないよりは良い」と述べた。

米連邦準備制度理事会(FRB)は26日、6000億ドル(約49兆 7000億円)の国債を購入する方針を維持し、回復局面にある米経済は 失業率改善に向けてなお刺激策が必要との立場を示した。ソロス氏は、 米国がこれまで対処していない「大きな課題」は1兆2000億ドルに上 る財政赤字で、今後数年間の財政安定にとって「最も深刻なリスク」 になると予想した。

ユーロについては「存続する」との見解を示した。また、欧州連 合(EU)は国債の再編を先送りすべきでないとし、アイルランドに 関しては債券保有者が損失を被らずに国民がコストを負担することに なれば、「不公平」だろうと述べた。

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