FRB議長:住宅市場が金融システムに及ぼす重大なリスク予見できず

米連邦準備制度理事会(FRB) のバーナンキ議長は、米議会の金融危機調査委員会(FCIC)に宛 てた書簡で、FRBのエコノミストらが重大なリスクに気付かなかっ たことも一因となって、政策担当者らが2005年時点で住宅市場が金融 システムに及ぼす脅威を予見できなかったと釈明していたことが明ら かになった。

バーナンキ議長は昨年12月21日付の書簡で、FRB理事と地区 連銀総裁が05年半ばに開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)会合 で、米住宅ローン制度は住宅価格の急落によって「傾くかもしれない が崩壊する公算は小さい」ことや、住宅市場は「しっかりとしたファ ンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)」に支えられている可能性があ ることを示唆する報告をスタッフから受けていたことを明らかにした。

同議長はFCICのウェブサイトに掲載された書簡で、自らの見 解を示すとともに、05-08年のFOMC会合に関する新たな事実を公 表。「これらの事実や他の分析を考慮すれば、05年の夏の時点で多く のFOMCメンバーが、住宅市場の過大評価がシステム全体に対する 重大なリスクになっているとの判断に十分な確信を持つのは困難だっ た。しかし、実際にはそれが現実に起こってしまったとわれわれは承 知している」と説明した。

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