ソロス氏:欧州は債務再編を2013年まで待てない-債券保有者も負担を

資産家のジョージ・ソロス氏 は、欧州連合(EU)が加盟国のソブリン債の債務再編を遅らせる べきではないとの考えを示した。債券保有者が損失を被ることなく アイルランドの国民にコストを負担させるのは「不公平だ」と指摘 した。

ソロス氏は27日、世界経済フォーラム(WEF)年次総会が 開催されているスイスのダボスでブルームバーグテレビジョンの インタビューに応じ、「解決されていない問題がある」とし、「債 務再編の開始を2013年まで待つことはできない。アイルランドは 現政権が結んだ合意について再交渉を望んでいることを欧州に伝え ている」と語った。

さらに、「銀行が生んだ損失をアイルランド国民がすべて吸収 し、債券保有者は全く負担なしというのは明らかに不公平だ。修正 が必要だと思う」と述べた。また、「ギリシャもいずれ、恐らくど ちらかと言えば早期に、債務再編が必要になるだろう。多分ポルト ガルも同様だ」とも語った。

債務再編による損失で銀行の資本が不足すれば、欧州の救済基 金が資本注入できるだろうとも述べた。

欧州は今、通貨統合によってかえって格差が生じているが、共 通通貨ユーロは存続するだろうと語った。

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