ユーロドミノはローマに通ず、ベルルスコーニ「疑惑」が呼び寄せる嵐

ベルルスコーニ首相と検察当局と のにらみ合いが続くイタリアは、ユーロ圏債務危機の感染ドミノの次の 行き先になるかもしれない。

ベルルスコーニ氏については買春をめぐる疑惑で検察が捜査してい る。首相のトラブルは同国経済の競争力向上や官僚主義是正などの取り 組みを遅らせ、成長加速による債務削減を困難にする恐れがある。イタ リアの債務は1兆8000億ユーロ(約203兆円)に上り、名目ベースで ユーロ圏最大。イタリアの経済規模は域内3位。

対国内総生産(GDP)での財政赤字比率が大きいポルトガルやス ペインは、救済が必要になる懸念が持たれている。

モニュメント・セキュリティーズのロンドン在勤ストラテジスト、 マーク・オストウォルド氏は「ベルルスコーニ問題がだらだらと続いて いる間にポルトガルが救済を求めスペインへの圧力が高まる」のが、イ タリアと同国国債にとって「最悪のシナリオ」だと指摘した。

イタリア10年国債のドイツ債との利回り格差は26日、161ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)。10日には197.5bpとなっ ていた。

ミラノの検察当局はベルルスコーニ氏(74)を未成年の買春の疑 いで捜査している。首相は疑惑を否定している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE