スイスのノバルティス:10-12月は減益-ワクチン販売減で

スイスの製薬会社ノバルティス の2010年10-12月(第4四半期)決算は6%減益となった。イン フルエンザの流行が収まり、ワクチン売り上げが減少したことが響 いた。

27日の発表によると、純利益は21億7000万ドル(約1780億 円)と、前年同期の23億1000万ドルから減少。ブルームバーグ・ ニュースがまとめたアナリスト10人の予想平均では20億5000万ド ルが見込まれていた。売上高は前年同期比10%増の142億ドル。米 国とドイツでのリストラなどに伴う一時費用7億8900万ドルが利益 を圧迫した。

ノバルティスは、昨年8月に眼科製品の米アルコンの過半数株 を取得し、12月には未保有の上場株を129億ドルで取得することで 合意した。同社は処方せん薬への依存度を減らすため、アルコンや 後発医薬品(ジェネリック)子会社のサンドス、ワクチン販売、店 頭薬に目を向けている。

バンク・ボントベルのアナリスト、アンドルー・ワイス氏(チ ューリッヒ在勤)は決算発表前の電話インタビューで、「第4四半 期は厳しかった」と指摘。「多くの外的要因があった」と説明した。 同氏はノバルティス株の投資判断を「買い」としている。

ノバルティスは、今年の売上高は為替の影響を除いたベースで 「2桁」台前後の伸び率になると見込んでいる。

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