「地球最後の日」に備え、核シェルターを物色-米企業、英国などで

冷戦中、英スコットランドで建設 された核シェルターに米企業が関心を示している。この企業が懸念する のは次なる脅威、地球最後の日だ。

「この世が終わるシナリオ」に対する防御手段を提供する米カリフ ォルニア州のビボス・グループは、1990年に英政府のためにエディン バラの北西108キロメートルに位置するコムリーの近くに建設された2 階建ての核シェルターの購入を検討している。

アリゾナ州を旅行中のビボスの創業者、ロバート・ビシノ氏は26 日の電話インタビューで「この建物の評価を進めているが、問題があ る。最大の問題は標高だ。また、よく知られているので秘密が守られに くい。ただ、われわれはこの建物を対象から除外してはいない」と述べ た。

各国の政府にとってもはや必要ない大規模核シェルターはさまざま な施設に転用されている。スイスにあるシェルターはホテルに、ワイン セラーや博物館、データ集積センターに変身したものもある。ベルリン のシェルターは個人の美術品コレクションが収蔵されている。

スコットランドにあるこの施設は、核攻撃の際、政治家や救急隊 員、軍幹部150人を収容できるよう設計されている。2月1日に正式に 売り出される予定で、参考価格は40万ポンド(約5200万円)。

この建物を販売する不動産会社カーター・ジョナスの担当者、アン ドルー・ブラック氏は英中部のシュルーズベリーからのインタビューで 「数件の国際的な入札希望者と交渉中だ。インターネットでは、来年、 世界の終わりがやって来ると、あちこちでささやかれている」と語る。

最後の時に備える

売り出し文書によると、この窓のない建物は地上1階、地下1階 で面積は2400平方メートル。地方政府の地下本部と放送施設を設置で きるよう設計されている。

ビシノ氏のグループは、世界各地の会員1万人のために米国などで シェルターを建設している。会員は、世界が近い将来、人為的あるいは 自然現象による大異変の犠牲になる可能性があると信じているという。

ビシノ氏によると、欧州中部で今年開設されたシェルターは2000 人を収容でき、食費を含む1年間の避難費用は2万5000ユーロ(約 280万円)となっている。

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