【クレジット市場】インドの銀行、スイス・フラン建て債24年ぶり発行

インドの銀行が24年ぶりにスイ ス・フラン建て債を発行している。欧州で新興市場債に対する関心が 高まっていることや、ドル建ての調達金利が半年ぶりの高水準に上昇 したことが背景にある。

国営のユニオン・バンク・オブ・インディアは14日、4年半物 の債券(表面利率3.375%)で1億6000万フラン(約140億円)を 調達。インド最大の銀行、インドステイト銀行もフラン建て債の発行 を計画している。一方、米国の景気回復観測を背景に米国債相場が下 落する中、インドのドル建て債の平均利回りは24日に5.23%に上昇。 昨年10月12日には4.27%と、過去最低を記録していた。

ユニオン・バンクのゼネラルマネジャー、V・K・カーナ氏は 24日のインタビューで「われわれは、インドの発行体のための新たな 市場を開拓した」と説明。「同様のドル建て債に比べ、金利コストを 30-35ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)節約できた」と語 った。

欧州の銀行のデフォルト(債務不履行)に対する保険料率を押し 上げたソブリン債務危機は、世界的な金融危機下で救済を必要としな かったインドの銀行に商機をもたらした。経済成長率が8%を超えて いることが、一部投資家にとって魅力となる一方で、インド準備銀行 (中央銀行)はインフレ抑制のため利上げを続けており、25日には政 策金利を25bp引き上げ6.5%とした。昨年は6回の利上げが実施さ れた。

ユニオン・バンクのフラン建て債(表面利率3.375%)は、ムー ディーズ・インベスターズ・サービスによる格付けが「Baa2」、 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が「BBB-」。チュー リヒ州立銀行によると、26日の利回りは3.28%だった。

英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RB S)によれば、ユニオン・バンクのドル建て債(表面利率4.625%、 2016年償還)は4.7%だった。

-- Editors: Tom Kohn, Will McSheehy

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