ベルギー:連立協議の調停工作も不調-市場の攻撃、格下げのリスクも

【記者:John Martens】

1月27日(ブルームバーグ):ベルギーは昨年の総選挙から228 日を経ても新政権を発足させることができず、7党による連立協議を 再開させるための直近の調停工作も不調に終わった。金融市場からの 攻撃と格付け引き下げ見通しに直面せざるを得ない状況となっている。

ベルギー各党の連立協議は4カ月余り前にいったん決裂。北部オ ランダ語圏(フラマン地域)系の4党と南部フランス語圏系の3党を 協議に復帰させるヨハン・バンデラノッテ氏(55)による調停も失 敗し、国王のアルベール2世は27日、各党党首と直接の話し合いに 入る。今後の選択肢には再度の総選挙実施も含まれることになりそう だ。

暫定政権のレインデルス財務相は26日夜のRTLテレビの番組 で、「堂々めぐりをやめる必要がある。ベルギーが置かれている現在 の状況はかなり深刻だ」と強い懸念を示した。

ベルギーに対して、米格付け会社スタンダード・アンド・プアー ズ(S&P)は投資適格級の信用格付けとして2番目に高い「AA+」 を与えている。しかし、同社は昨年12月、政治指導者らが「早期の 組閣」を実現できない場合には、この格付けを失うリスクがあると警 告している。同国の公的債務の国内総生産(GDP)比率はユーロ圏 で3番目に高く、財政が制御不能に陥るのを回避するベルギー当局の 能力を投資家が疑問視する中で、借り入れコスト上昇に見舞われる恐 れがある。

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