ルービニ教授:食料・エネルギー急騰で、新興国で政権崩壊の可能性も

米ニューヨーク大学のヌリエ ル・ルービニ教授は、食料品とエネルギー価格の急騰が新興国のイン フレを加速させており、政権崩壊につながりかねない暴動の要因にな っていると指摘した。同教授は金融危機を予測したことで知られる。

国連食糧農業機関(FAO)によれば、世界の食料価格は2010 年12月に過去最高に達し、同年通年では25%上昇した。また、ニ ューヨーク原油先物相場は1バレル当たり80ドル台後半と、過去 10年間の平均を5割余り上回る水準で推移している。アルジェリア とエジプトでは反政府デモが起き、チュニジアではベンアリ大統領が 14日に出国、亡命する事態となっている。

同教授は26日、スイスのダボスでのブルームバーグテレビジョ ンの番組「ザ・パルス」でトム・キーン記者とのインタビューに応じ、 新興国市場では食料・エネルギー価格の急騰が「インフレ加速と可処 分所得の減少、暴動・デモ、そして政治不安につながりつつある」と の見方を示した。「中東地域で見られたように、それは実際に政権を 崩壊させかねないものだ」と語った。

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