航空電子株が続落、業績予想据え置きに失望-チャート上の一服感も

日本航空電子工業株が一時、前日 比3.5%安の615円と大幅続落。スマートフォン(高機能携帯端末) 向けやハイブリッド車向けにコネクタ需要は伸びているが、会社側は 今期(2011年3月期)業績予想の増額修正を見送ったため、失望売り が広がった。

同社が26日の取引終了後に発表した10年4-12月期の連結純利 益は、前年同期比92%増の27億円だった。コネクタ受注の拡大で連 結売上高が同9.2%増の842億円となり、内製化の進展などでコスト も削減した。据え置かれた今期の連結純利益予想は、前期比2.1倍の 40億円。ブルームバーグ・データによると、担当アナリスト8人の事 前の純利益予想の平均は42億円だった。

独立系調査会社ティー・アイ・ダブリュ(TIW)の水田雅展シ ニアアナリストは、この日の株価下落について「先週来の下げでチャ ートに一服感が出ていたところに、会社側が通期業績予想を据え置い たため、失望されたようだ」と指摘した。

航空電子株は、10年8月25日に付けた445円を直近安値として 上昇基調に転換、1月13日の689円まで55%値上がりしていた。水 田氏は、1月中旬以降の下げでむしろ買いやすくなったとも話し、「コ ネクタ受注の好調が確認できれば、株価も早晩持ち直す」とみている。

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