エジプト当局:カイロの治安体制を強化-反政府デモ拡大防止へ

エジプトでは、25日に首都カイ ロなど主要都市でムバラク政権に抗議する数千人規模のデモが発生し たことを受け、当局がデモを禁止し治安体制を強化した。抗議活動は 独裁政権の崩壊につながったチュニジアでの政変に触発されて起きた。

カイロ中心部では少なくとも3人が死亡した事態を受けて、26 日に機動隊が動員され、エジプト株の指標であるEGX30種株価指数 は同日の取引で2009年11月以来の大幅安となった。治安部隊は数百 人規模のデモ隊と衝突。前日に最大のデモ行動が繰り広げられたタハ リール広場へ近づくことは制限された。

内閣報道官のマジー・ラディー氏は26日にカイロで記者団に対 し、「言論の自由にはルールがある」と言明。「警察は市民の抗議す る権利を尊重し、市民保護のため出動した。一部の政治活動家が自ら の利害のためにデモを利用した」と述べた。

アルジェリアやモロッコ、イエメンなど複数のアラブ諸国で、こ こ1カ月間にデモ行動が発生。いずれも高い失業率と生活費の上昇に 苦しんでいる。こうした問題は、14日にチュニジアのベンアリ前政権 を崩壊させた反政府デモをあおる引き金となった。

AP通信は匿名の当局者の話を基に、エジプト警察が2日間の反 政府デモで860人を拘束したと報じた。

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