ECBは物価上昇抑制のために必要な措置講じる-トリシェ総裁

欧州中央銀行(ECB)のトリ シェ総裁は、政策当局はインフレ抑制のために必要な措置を取るとあ らためて表明するとともに、ECBの物価安定への取り組みに対する 信頼は依然として損なわれていないと強調した。

トリシェ総裁は26日、スイスのダボスで開かれている世界経済 フォーラムでブルームバーグテレビジョンのインタビューに答え、 「われわれは必要な措置を講じていく」と言明。「物価の安定は偶然 の産物ではない」と述べた。

ECBのシュタルク理事と、政策委員会メンバーのクアデン・ベ ルギー中銀総裁は26日、労働者が生活費高騰を受けて賃上げを求め る、いわゆる2次的な物価上昇を抑制するため、当局者らは「行動を 起こす」との考えを示している。

昨年12月に、ドイツの輸入物価は29年ぶりの大幅な上昇となっ た。ユーロ圏のインフレ率もECBの目安を約2年ぶりに上回ってい る。政策当局者らは、危機に見舞われたユーロ圏の不安定な回復を頓 挫させずに、国際商品相場の大幅上昇に伴う物価高に対応する方法を 協議している。

トリシェ総裁とシュタルク理事は、現在のところ政策金利の水準 は「適切」だと指摘した。トリシェ総裁は2週間前、物価統計からユ ーロ圏でインフレ期待が高まったのを受け、必要に応じて利上げも辞 さない構えを示したが、この日は「インフレ期待はしっかりと抑えら れている」と語った。

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